主要施設

施設の整備目標

浄水場

(1)田沢浄水場

阿武隈川表流水を浄水処理(凝集、沈澱、ろ過及び脱臭処理)し、塩素滅菌したあと、大森山配水場へ送水する施設である。

(2)愛宕浄水場

愛宕浄水場系地下水を除鉄・除マンガン処理し、塩素滅菌したあと、愛宕配水場へ送水する施設であるが、上述のように現在運転を休止している。

愛宕送水ポンプ場/送水管(新設)

既設愛宕配水場にて受水した県水 10,820立方メートルのうち、新設の雪穴配水場へ計画送水量 4,000立方メートル/日を送水するため、同配水場内に新たにポンプ場を築造すると共に、雪穴配水場までの送水管として総延長 2,500m、口径 250mmのダクタイル鋳鉄管を布設する計画である。

ポンプの施設としては以下の通りである。

(1)ポンプ室/電気室/自家発電機室

鉄筋コンクリート造り2階建て、1棟、床面積 = 60.2平方メートル

(2)送水ポンプ施設

直径125mm×1.39立方メートル/分×39.0m×18.5kw×3台(内1台予備)

(3)電気設備/計装設備

引き込み盤、ポンプ盤、計装テレメーター盤、遠方監視制御装置等

(4)自家発電機設備

非常用発電装置(62.5KVA、50Hz)

(5)送水流量計

電磁流量計(直径150mm)

配水場

将来の水需要に対する配水池計画は、次表に示す通りである。配水方式としては、配水池からの自然流下方式を基に、各配水場ごとにブロック化を行い、緊急時には、各ブロックごとに相互融通が出来るような連絡管を配置する計画とする。

そこで、次表からも解るように、愛宕配水場系統で不足する約 2,000立方メートル分の配水池容量は、現在ポンプ圧送にて配水している地区の廃止、高台等の水圧不足地区の解消等を考慮すると共に将来の高台地区の発展をも考え、高区系配水場として新たに雪穴配水場を築造し、新設の配水池としては緊急時等を考慮し余裕を持たせる施設にするため 3,000立方メートル容量を築造することとする。
したがって、配水ブロックとしては、既存の大森山配水場、愛宕配水場及びサニータウン配水場に加え、新設の雪穴配水場の4つのブロックとなり、それぞれの配水ブロックごとの配水池容量は次表の通り、全て「水道施設設計指針・解説」による計画一日最大給水量の12時間分以上あり十分対応できる施設である。

以下に各配水場の概要を述べる。

(1)大森山配水場

田沢浄水場より送水された処理水と県水からの浄水を既設配水池にて受水した水を、逢隈地区及び荒浜地区の一部に配水する。

(2)愛宕配水場

県水からの浄水を既設配水池にて受水した水を、一部は新設の送水ポンプにてやはり新設の雪穴配水場へ送水し、残りの水は亘理地区、長瀞地区及び荒浜地区の一部に給水する。

(3)雪穴配水場(新設)

愛宕配水場にて重水した県水の一部を、新設の送水ポンプ場より新たに築造する配水池にて受水し、亘理地区、長瀞地区及び吉田地区の高台地区を主体に配水する。

雪穴配水場の施設としては以下の通りである。

イ)配水池

PC造り、有効容量=3,000立方メートル
内法径 25.50m×有効水深6.00m×1池

ロ)電気計装設備/自家発電機室

鉄筋コンクリート造り1階建て、1棟、床面積=30.0平方メートル

ハ)電気設備/計装設備

動力盤、計装テレメーター盤、遠方監視制御装置等

ニ)自家発電機設備

非常用発電装置(10KVA , 50Hz)

ホ)配水流量計

電磁流量計(直径200mm)

(4)サニータウン配水場

県水からの浄水を既設配水池にて受水した水を、浜吉田地区を主体に配水する。

注)愛宕配水場にて県水を 10,820立方メートル/日 受水し、その内 4,000立方メートル/日を新設の送水ポンプ場から雪穴配水場に送水する。

配水管

前述したように、給水体制の強化を計るため配水系統のブロック化に伴い町内一円の配水管の増強を行う一方、緊急時等における各ブロックごとに相互融通が出来るように配水本管相互の連絡管の配置を増強する計画である。

なお、第4次拡張事業と並行して、水道管路近代化推進事業として第3次拡張事業から継続して実施している石綿セメント管更新事業は平成11年度迄に完了させる計画とし、更に同年から平成15年迄の予定にて石綿セメント管に加え管路近代化事業としてビニール管更新事業を実施する計画である。

将来の水需要に対する配水池計画の表

注)愛宕配水場にて県水を 10,820立方メートル/日 受水し、その内 4,000立方メートル/日を新設の送水ポンプ場から雪穴配水場に送水する。

お問い合わせ先

上下水道課/施設班

電話番号:0223-34-0515

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