内水ハザードマップ

内水ハザードマップとは

下水道マスコットキャラクター「スイスイ」

 下水道の雨水排水能力を超える大雨や河川の水位上昇により、十分に排水ができずに溢れることを「内水はん濫」と言います。

 この地図には、内水はん濫によって浸水が想定される区域を示しています。

 内水ハザードマップの目的は、自分の住んでいる場所などが、どの程度浸水する恐れがあるのかを事前に把握し、浸水への備えを心がけていただくことです。

内水ハザードマップの公表について

 亘理町では、公共下水道計画の雨水排水区域において、住民の大雨に対する自助・共助を基本とした防災意識の向上及び浸水被害の最小化を図るためのソフト対策事業として、雨水浸水シミュレーションを実施し、『亘理町内水防災マップ〔内水ハザードマップ〕』を作成しました。
 マップについては、本庁(上下水道課)のほか、各地区交流センターにも備え付けています。

内水はん濫と外水はん濫

 洪水には、降った雨が水路や下水道などで排水しきれなくなることにより起こるはん濫(内水はん濫)と、川の堤防が壊れたり堤防から水が溢れたりして発生するはん濫(外水はん濫)があります。まずは、洪水の発生する仕組みを理解して、避難所まで安全に避難できるよう経路を確認しておきましょう。

外水はん濫による浸水想定区域については、亘理町防災マップの『亘理町洪水・土砂災害防災マップ』を確認してください。

内水はん濫

大雨が降ったイメージ図

水路や下水道の排水能力を超える大雨が降ったり、河川の水位上昇により十分に排水できなくなると、雨水が溢れ、住宅地や道路などが冠水します。

外水はん濫

堤防から水が溢れ出して浸水イメージ図

長時間雨が激しく降ると、河川の増水により堤防が壊れたり、堤防から水が溢れ出して浸水します。

内水ハザードマップ

<内水浸水想定区域>

●この地図に表示している内水浸水想定区域は、平成29年度時点の下水道施設及び土地利用状況を前提条件とし、次に示す3ケースの降雨で生じる内水はん濫の浸水深をシミュレーションにより求めた上で結果の重ね合わせを行い、地域で最も深くなる浸水深を表示したものです。

【ケース(1)】 平成2年9月19日~20日(台風19号)に観測された時間最大74.0mm/hの降雨

【ケース(2)】 平成29年10月23日(台風21号)に観測された時間最大34.5mm/hの降雨

【ケース(3)】 本町の下水道(雨水)の目標整備水準に対応する降雨計画降雨50.0mm/h(5年確率)

※浸水深の表示に際しては、平成30年12月時点の造成計画等を考慮しています。

注意事項
  • 土地の状況や雨の降り方によっては、想定を超える浸水となったり、想定と異なる場所で浸水が発生したりすることがあります。
  • 浸水深20cm未満の色が塗られていない箇所においても、道路冠水程度は想定されます。
  • 『亘理町内水防災マップ〔内水ハザードマップ〕』は、水防法に基づくものではありません。

水平避難と垂直避難

 災害では早めの避難が重要です。
 ただし、すでに避難経路が浸水しているなど、危険が間近に迫っている状況での無理な避難行動はできるだけ避けなければいけません。そのような場合は、避難所への移動(水平避難)だけでなく、近隣の高い建物や自宅の2階といった高い場所への移動(垂直避難)を行い、救助を待つという判断も必要です。

避難の重要

家庭でできる簡易水防

 浸水が浅い場合には、土のう(無い場合は水のう)を設置することで、水が建物へ侵入するのを防げます。
 簡易的な措置として、植栽用プランターや石油用ポリタンク、長めの板(はしごやテーブルでもOK)などを、ビニールシートで包んで設置してもよいでしょう。
 道路よりも建物が低い場合や、地下室がある場合などは、止水板を設置しておくと、より効果的です。

簡易水のうの作り方

関連リンク

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